『なれのはて』

絶望と救いの間で

そういうことじゃないのは重々承知している。だから、今だけ許して欲しい。これは完全に個人の感情の話です。 「 なれのはて」がこのまま「力及ばず」と世間で評価されて終わるのが悔しすぎる。 否定されたわけじゃない。素晴らしさは変わらない。他の賞もあ…

『なれのはて』のラストシーンについて

※一読者がこう考えたと言うだけの記録です。ネタバレあり。 著者が言い切った「本気を出した」という言葉は全く相応なものであった。 『なれのはて』 発売当初から賞候補に入ってくるだろうという見立ても多かった、紛うことなき力作である。

加藤シゲアキ「なれのはて」感想 ~エンターテインメントの力を信じて~

※ストーリーネタバレ無し。引用有り。本文の意見に渡る部分は全て私見であることをはじめに申し添えておきます。紹介文ではなく、ただの感想文です。 今こそである。 やはりこの人はそういう運命を引きつける力があるのかもしれないとさえ思う。 『なれのは…