【文字おこし】愛とはなにか。本質が掴めない、その時間を楽しんで欲しい。-SORASHIGAE BOOK 2022年3月6日-加藤シゲアキ

2022年3月6日放送 SORASHIGAE BOOKより、とても深い話だったので書き起こしです。

 

ミアキス・シンフォニー最終章02読みました。前回に引き続き、愛のようなものというタイトルで、愛についての話が展開されていきましたね。正直に言うと前回に引き続き、なんだか私には話の本筋がつかめないような、理解しきれないような感覚があり、最後まで読めば私にもわかるのかなと期待を持ちつつ、シゲアキくんの書くお話についていけない自分が悲しくもあります。そして私も愛とは何なのかわかりません。まりなちゃんが本当の愛について知る頃、私も愛について知れたらな、いいなと思っています。何だか内容のない感想になってしまいごめんなさい。ただ、読んだよってことが伝えたかったんです。これからどれぐらい最終章が続くのかわかりませんが残りの話も楽しみにしています。

 

 

加藤:いやいや、そう思いながらも読んでくれてありがとうございます。であのね、いいんですよ。わかんなくて。そもそも話の本質つかめる話はそれはそれでね、なんていうんすか、こうなんだろうなって話は面白いと思うんですけど、やっぱ行き先のわからない、そうそうだから本書き始めたときにね、行き先のわからないバスには誰も乗らないって言われたんですよ。だから、どこに行くのかをちゃんと明示してあげることも大事ですって言われて、まあそういう小説も書いてきたと思うんですけど。いや、でも行き先のわかんないバス乗れたら楽しくない?って俺は思ったりもすることがやっぱあって。ただ、僕は楽しいけど意外とお客さん乗ってくれないなそういうバスは、っていうことなんだと思うんで、そっかと思うんですけど。どこに行くかわかんないところを楽しんでほしいと思うんですよ。いやなんかバスで言うとさ、どこどこに行くために乗るんじゃなくてさ、やっぱどこどこに行く途中の景色を見るために乗るもんだと思うけどね、途中下車したりとかさ。なんかやっぱりミステリーとかもさ、オチとかの話ばっかりになるんだよね、映画とかさ。そういう言い方をする人がね僕の周りでも、いなくはないんですけど、ネタバレ読んで、映画館行くとか、ネタバレ見て、からじゃないと何か調べられない。そうだからさ多分面白さを担保してないと楽しめないってことなんじゃないかなあと思ったりするんだけど。なんかやっぱその何か、もちろんネタバレしててもいい、俺はいい派なんだけど、必ずっていうのもなーみたいな。その作品によると思うし、何かあらすじだけ追う物でもないしさ。なんかそんな時間っていうかやっぱその体験なんだよね。を楽しんで欲しいなと思うので、つかめないままでも読んで、楽しくなかったら申し訳ないけど、つかめないまま何か楽しんでくれたらいいし、最後にはでもちゃんと何か、うん、それなりにまとまると思ってるんで、まとめたつもりではいるんで。

なんかでもこうね、はい、私も愛とは何なのかわかりませんって言うけど、いや俺もわかんないんすよ、わかんないから書いてみようかなみたいな。このわかんないけど、当たり前にわかんない割にはさ、みんな言うわけじゃん。なんか俺とか言われるよ、なんか「メンバー愛だね」とかさ。なんか人に言われるとめっちゃなんだよねなんか、愛だねそれみたいな。俺の場合勝手に決めんなよみたいな。俺のいいかどうかは、まず俺が決めてからだし、俺は不用意に愛、愛なんだよとか言わないんだけどさ、言わないにしてるつもりなんだけどさ。言ってるかもしれないけど、何かいや結構あるよね。そんな、五十音最初の2文字で俺の気持ち勝手に何か矮小化すんなよみたいな。いや本当になんか結構あるんだよね。愛だよ?そりゃ愛なんだけどさっていう。愛だけど、俺が言う愛と君が決めた愛とは全然違うわけでな?っていう。て言うとさ、めんどくせえなとかなるわけじゃん。だから言わないんだけどさ。積もってるわけ俺の中のその、ラジオのメールとかでもね、ありがたいんですよね。ありがたいんですけどさ、「それは増田さんに対する愛ですね」とかさ、いや、愛だけど、愛だけど「愛ですね」って決めんなよみたいな。そんな簡単な言葉で俺の気持ちをくくらないでくれよみたいな。俺が言葉にできない言葉を、俺が言葉にできない感情を、お主が言葉にするでない!みたいな(笑)。本当そんなことだらけでね、なんかもう面倒くさい、今こう書いてるからなおさらなんだろうけどさ。いやあ、そんなことばっかりですよねって、なんか嫌やなわけじゃないんだけど、こうね、でも舞台とかもさそういう話だったりするとだからそんなこととかさ、愛だねとかってさ、わかるかどうかが物語っていうかさ、それを掴むために物語を読んだり、ちょっと知った気になる・・・一時的には知った気になるかもしれないけどそういう何かあれもそういうものに触れたっていうさ。だからタイトルもさ、愛のようなものなんだよね。愛のようなものに触れたような気がするようなっていう話なんだけどね。はい、さあというわけでね、でも楽しんで読んでくれたらいいし、うん。ちゃんとね物語としては展開していくから、このまりなの、そもそものまりなのモヤモヤっていうものをね、一緒にモヤついてもらえたら嬉しかったりするし、また次回、もう出てんのかな。そして何か次回ぐらいからまた話があらぬ方向にちゃんと行くんで、ちゃんと行くんで(笑)、ぜひ欲しいなと。結構みんな読んでくれてるんだなと思って嬉しく思ってます。

 

 

 

 

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