迎えるにあたって、これほどまでに感慨深いライブがあっただろうか、いつ立ち消えになっても不思議ではない、そんなライブだったと思います。
いつもの事ながら、クリエイターのプライドが結集し、その生き様が投影されたライブでした。NEWSが目指したエンターテインメントの姿、その四部作の最終章であり、新たな旅の出発点と言って間違いないでしょう。
知らない人に取ってみれば、なにをライブひとつで大袈裟な、と思うはずです。
しかし、その平坦とはいえない旅路ゆえに、言葉通り命懸けでライブをつくり、伝えようとしているというのがまざまざと伝わってくるのがNEWSの特徴であり、説得力を持つという意味ではそれが彼らの真骨頂でもある。そして一部でもそれを知っている者は、彼らの人生そのものであるライブを、ただの一過性の祭典のように捉えるのは不可能というものです。
このダイジェストにはありませんが
小山さんが泣きながら 「準備はいいですか?準備はいいですか。 僕たちの名前は、せーの」
その瞬間会場に“降り立つ”静寂、それを照らす照明。
この悲痛な叫びが見えるか。プライドが見えるか。みんな必死に生きてる。
やっと生きてるんだよと。
あまりにも人の鼓動が見える会場。
STORYの、あの瞬間には震えるほどの威厳を感じました。これもまた、発信する側と受ける側の、エンターテインメントを守る者としてのプライドでした。
四部作完結、本当におめでとうございます。