【文字おこし】それでもみんなと一緒にいるのは好きだから、NEWSのために何かしたかった。アイドルだから書けている。(加藤シゲアキ)-2021.3.3放送 フジテレビ「とくダネ!」-

2021年3月3日放送 フジテレビ「とくダネ!」吉川英治文学新人賞受賞時の取材より、内容抜粋した備忘録です。

 

 

 

NEWSのために何かしたい


“NEWSでデビューしたときはメンバーが今の3倍くらいいて、僕の目から見るとみんなすごく優れていて僕よりもすごく輝いて見えた。自分がここに居る意味が分からないなって、自分が役に立っているという実感がなかった。

それでもみんなと一緒にいるのは好きだったし、何かグループのためにできないかなって思ったときに

文章を書くのも好きだったし褒めてもらう機会も多くて、そういった部分でも注目してもらえるかもしれないというのが(執筆の)きっかけだった。

 

 

アイドルやってるから作家ができる


「どうせアイドルが片手間に書いたんでしょ」って言ってる人もいるんでしょうけど

「いや、俺はやるし」って思って、自信を持って小説活動に取り組んできたことが、今回オルタネート吉川英治文学新人賞を受賞できたことにつながったのは「あ、自分は間違ってなかったな」と思えている。

色眼鏡を持って読まなかった人を後悔させられるところまで僕は書き続けなけらばいけないんだろうなと思っている。

小説を書くために必要なのはそれまでに見た経験であったり景色であったり、感じた思いであったりというのがすごく大事で

思いがけない出会いがこのお仕事をしているとたくさんあって、それが僕の書くアイデアにつながっているので、アイドルやってるから書けている。

書いたらアイドルとして何かやりたくもなるし、アイドルばかりやっていたら書きたくもなる。

”色眼鏡”があるから読んでもらえることもたくさんある。だから僕は「どうぞ”色眼鏡”で読んでください」と思っている。

 

 

 

 

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